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オウム真理教教祖の死刑確定。

費やした年数は10年とちょっと…ですかね。
…長かった。
本当に長かった、としか言いようがない。

10年前――― 地下鉄サリン事件発生の報道を、テレビや新聞でリアルタイムで見た日、それ以後あらゆるメディアでオウムという言葉が飛び交っていた時代、、私達は小学校の低学年だった。
「サリン」という毒物が地下鉄に巻かれ、人が「大量死」したらしい...
私の住んでいる当時の横浜には、東京のような網の目の地下鉄路線など走っておらず、地下鉄に乗ったこともほとんどなかった。だから、状況がまずよく掴めなかったし、身近だとは思えなかった。
…それでも。
20人を超える大量死。毒…毒物によって。
なんて恐ろしい事件だろう、と子供ながらにもそう思ったのは、今でもよく覚えている。


10年という時の中で...
人の想いなんてものは無意識にも幾らか薄らいで、感情の高まりはとうに弱まって、記憶にも徐々に“もや”が霞み始めてしまう。
事件の被害者の遺族の方は、当時は身の千切れんばかりの怒りと、哀しみと、ぶつけようのない憎しみを覚えたでしょうが、、この最終的な死刑判決を耳にして、今となっては…一体どんな感情を抱いただろう?

報われたと思えるのだろうか。 …いや、決してそんなことはない。


犯した罪に相応しい罰を...とはよく言ったものだけど
そしてその罰とは、とりあえず日本では死刑が最高極刑となるわけだけど
戦後最多となる計27人もの尊い命を奪った、1人の首謀者の極刑死が、その27人の命への報いになるとは、きっと誰もが思わない。
その罪にその罰では、天秤が釣り合うわけがない。…足りない。足りなすぎるのだ。
いや…そもそも数じゃない。
「殺された人間の死」と「殺した人間の死」が、たとえ数的には一対一であったとしても、釣り合うはずがない。…釣り合っていいはずがない。いつだってその天秤は水平になることはなく、「殺された人間の死」側に傾いたまま終わってしまうのだ。

この手で犯人を殺してやってもいい、と思わない遺族がいるだろうか…?

…だがその憤りを隠して、マスコミのインタビューにメディアの前では「犯人本人の口から、事件の全貌を隅々までちゃんと語って欲しい。謝罪の言葉が欲しい。」 ...譲歩してそう言っているのに、それすらも叶わなかったのだ。


10年とちょっとのやり取りに打たれた、終止符。
長すぎる裁判への疑問もそうだが、とりあえず自分の思ったことを述べておいた。

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